Android Wearの初期に販売されたSamsung Gear Liveを使っていたのですが、ついに充電ホルダーの爪が折れました。
ぐぬぬぬぬ…。
米Amazonだと購入できるのですが…20ドル以上で、送料とか考えると高く付くし…。
ということで、作ることにしました。
やっぱり、こんな時こそ3Dプリンターですよね。
まずは分解
まずは、仕組みを理解するために分解です。
充電器の中に入っていたのはこちら。
USBコネクタ(電源供給+GNDのみ)と本体と接触するピンが繋がっているだけ。
本体と接触するピンには、バネが入っているようですが、常に通電はしている。
本体と接触させるとバネの反発力が加わる。
ホルダー部分は、ぴったり本体に密着するような形状になっている。これをモデリングするのは難しそう。
ホルダーを本体にくっつける爪は、0.数ミリでこちらも所有している3Dプリンターでは難しそう。
ということで、作戦としては『電子部品と曲線の多い本体と接触する部分は正規品を流用し、それらと本体とを固定するホルダー部分を作成する』ことにしました。
デザインする
ラフスケッチ
まずはノギス片手に紙にラフスケッチを書きつつ、頭の中で完成品のイメージを作っていきます。
この段階では、かなり適当です。
本体にどう固定するかを悩みましたが、本体前面部に引っ掛けるようにしました。
CADソフトでモデリング
FreeCADを使って、ラフスケッチを元に形を作っていきます。
ある程度できたら、プロトタイプとして印刷、そして修正。
というループを数回繰り返して、形状やサイズを合わせていきます。
下記はプロトタイプたちです。
低コストで失敗できるのは3Dプリンターのいいところです!
完成
完成品です。
背面には「GEAR」の文字がw
電子部品がちょうど良い位置に固定されるようになっています。
本体と接触する部分は、正規品を流用しています。
実際に使用している場面です。
作成したデータ
今回作成したデータは下記から自由にダウンロードできます。
MakerBotThingivers
rinkak
あとがき
『販売終了して手に入らないなら、作ればいいじゃない』
ではでは〜。