Androidパーミション別-何してんの?#2 STORAGE,CAMERA編


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前回に続いてAndroidパーミッションが何に使用されているかの確認です。

今回は、STORAGEグループとCAMERAグループです。

#1:LOCATION編

前回同様にprotectionLevelがnormal,dangerousのみ説明します。

 

STORAGE ストレージ

ユーザーメモリ領域にアクセスします。

ユーザー向けパーミッションの説明

パーミッション Level 説明 使われ方
READ_EXTERNAL_STORAGE normal 外部領域(SDカードなど)からの読み取りを許可します。 READ単体での使用はほとんどない気もしますが。例えば、メディアプレーヤーアプリとかでしょうか。
WRITE_EXTERNAL_STORAGE dangerous 外部領域(ユーザーメモリ領域)への書き込みを許可します。
悪意あるアプリが、ストレージの内容を改ざん、削除する恐れがあります。
SDカードへデータを保存する場合に使用されます。
外部領域のデータは全てのアプリから操作できるため、悪用された場合以外でも低品質アプリのバグでデータを消されたなんてことが起こったりもします。

 

関連メソッド

パーミッションによって使用制限されるメソッド一覧です。

・READ_EXTERNAL_STORAGE / WRITE_EXTERNAL_STORAGE

READ_EXTERNAL_STORAGEは、Android4.4(KitKat)から追加されました。それ以前はWRITE_EXTERNAL_STORAGEを使用。
WRITE_EXTERNAL_STORAGEを使用すると、自動的にREAD_EXTERNAL_STORAGEも有効になります。

対象クラス 対象メソッド 説明
Context getExternalFilesDir(…) 指定したタイプ(写真、音楽など)の外部ストレージのフォルダパスを取得します。
getObbDir() 拡張ファイル(OBB形式)の保存フォルダパスを取得します。
getExternalCacheDir() 外部ストレージのキャッシュフォルダパスを取得します。
Environment getExternalStorageDirectory() 外部ストレージを取得します。

 

CAMERA カメラ

カメラに直接アクセスして画像または動画を撮影します。
ちなみに、CAMERAグループはAndroid4.2から追加されたグループで、それまではHARDWARE_CONTROLSグループにいました。

ユーザー向けパーミッションの説明

パーミッション Level 説明 使われ方
CAMERA dangerous カメラでの写真と動画の撮影をアプリに許可します。
これにより、アプリが確認なしでいつでもカメラを使用できるようになります。
カメラを使用するアプリは必須パーミッションです。
カメラ使わないのに使用していた場合は、あやしいアプリと判断してよいと思います。

 

関連メソッド

パーミッションによって使用制限されるメソッド一覧です。

対象クラス 対象メソッド 説明
Camera * カメラデバイスへのアクセス

 
 

あとがき

今回はSTORAGEとCAMERAグループです。

カメラを使用したアプリは、かなりの数がGooglePlayに登録されています。
カメラに関しては、悪用しようと思えば簡単に盗聴、盗撮ができてしまい、された時のダメージも大きいので十分注意が必要です。
カメラアプリをインストールするときには、リリース元のウェブページやプライバシーポリシーをしっかり確認する必要がありそうですね。

ではでは~。

 
 

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